こんばんわ、サッシーです。
ここ数年、大雨や台風、地震といった災害が深刻になってきていますね。件数が増えているだけでなく、毎回のように『〇年に一度の』とか『想定を超えた』といわれ、いつ、何が起こるかわからない時代になりました。いざという時、ワンコやニャンコは、どうすればいいでしょうか。つい最近では、台風15号、19号と多くの被害をもたらし、多くの方が被災されました。
今回は犬猫の災害対策について、考えてみましょう。
ペットにも防災グッズを準備しておきましょう
災害の大きさによって、想定される事態は、何段階かあります。
停電や断水は、頻繁に起こります。日本では、対応が迅速で、長くても数時間で復旧するケースがほとんどですが、時には数日間にわたることもあります。備えとして、
- 飲料水とフード
- トイレ用品
などは、ペットのためにも常備しておきたいものです。
飲料水とフードは、最低でも3日分。日持ちするパウチやカンヅメがおすすめです。トイレ用品は、使い慣れたシートや砂の他に、消臭スプレーやウェットティッシュなどを準備しておきましょう。水や電気が止まってしまうと、暑さ・寒さ対策も必要になります。
人間のための防災用品は、ひとまとめにしてあることが多いですよね。同じように、防災セット・ペットバージョンを作っておきましょう。使い古しのリュックとか、トートバッグに一揃い作っておくだけで、飼い主さんも安心して、構えていられます。
いっしょに避難する時に気をつけたいこと!
災害によっては、避難することを考えなくてはなりません。そんな時、ペットはどうすればよいのでしょうか?
現在、環境省によって、動物愛護管理法に基づき『ペットの災害対策』が示されています。
リンク先:
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/disaster.html
もしもの時は、飼い主さんはペットといっしょに逃げてください、という指針です。ガイドラインがいくつか記されていますので、飼い主のみなさん、ぜひご一読ください。自宅近くの避難所は、行政に指定されていることがほとんどです。ですが、『ペットといっしょに避難できるか』は、場所によってルールが違います。
避難する人たちの中には、動物が苦手な人や、アレルギーをもっている人がいるかもしれません。せっかく避難したのに、動物はだめ、と言われたら困ってしまいます。もしもの時のために、あらかじめ担当の窓口に問い合わせておきましょう。
そして、いざ避難する時、ペットのために持参した方がいいと思われるものは、
- 飲料水とフード
- トイレ用品
- タオルや毛布
- ドライシャンプーかウェットシート
- ゴミ袋
- 長さを調整できるリード
などです。
飲料水は、ペットボトルに直接取りつけられる、ワンニャン用の給水口が便利です。フードについては、ウェットタイプの、1食使い切りパウチがおすすめです。水が十分に確保できない時でも、フードといっしょに水分を補えますし、日持ちも心配ありません。
さて。避難所で受け入れてもらえても、やっぱりちょっと、気を使ってしまうのが『場所』の問題。他のお宅のペットも、避難してきているかもしれません。お互いに、ストレスになってしまうのはつらいものです。ペットが安心できるスペースを、確保してあげたいですよね。
災害時のために考案された、ケージ一体型のリュック型キャリーを1つ、ご紹介しましょう。
GRAMP リュック型ペットキャリー
引用:
https://leonimal.aisocial.jp/products/gramp/
ペットを背負って移動できるだけでなく、背面に、広げるとケージとなるネットが取りつけられています。ペットが動き回る空間を作って、トイレシートを敷くこともでき、収納部分や給水口も充実。お値段としては高くなりますが、普段もキャリーとして使えることを考えれば、こうした『災害時のためのキャリー』を1つ、準備するのもよいと思います。その時になって慌てて出すのではなく、ペットにも、日ごろから馴れておいてもらいましょう。スムーズに入ってくれて、安心です。
いざという時に頼れる場所を確保しておきましょう
台風のように、事前に災害が予測できる場合には、『ペットの避難先』を確保しておくことも考えてみましょう。離れた場所に住む親戚、イヌ友やネコ友、一時預かりをしてくれる保護団体など、短期間でも預かってくれる人がいれば安心です。どうしても預かってくれる人が見つからない場合、獣医さんのつてを頼って、ペットホテルを兼任している動物病院を探してみましょう。獣医さんは、学生時代の友人・先輩・後輩など、独自のネットワークをもっていることがあります。
まとめ
ペットも大切な家族の一員。災害時にも、飼い主さんといっしょに安全に避難できるように、そして、災害が去ったらまたいっしょに、楽しく暮らせるように。日ごろから準備を整えておきましょう。