サッシーサッシー

こんばんわ、サッシーです。

犬を飼っているみなさん、犬の足元しっかり毎日観察しておりますか?
犬自体も、足を触られるのを嫌がる子が多いので、普段けっこう見逃していることが多いのです。
いつのまにか、爪が伸びていた、指に炎症が起きているなんてこともあります。
そもそも、犬によって足の指の数が違うことはご存知でしょうか?
飼育するうえではとくに問題ないので、気にされる方も少ないのです。
それでも身体を支える大事な犬指なので、注意したいことなど、しっかり把握しておくと安心ですよ。
今回は犬の前足、後ろ足の指に関して、詳しくご紹介させていただきます。

前肢の指は人間と一緒!すべての指が使われているわけではない

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犬の前足にある指は基本5本ありますが、実際地面に接している指は第2指から第5指の4本です。第1指は人間でいう親指になりますが、これは狼爪(ろうそう)といって、今は必要ない退化した指になります。退化したままなくならず、今もついているということです。この狼爪は地面につくことがないので、他の指に比べて、比較的爪が伸びやすくなります。そのまま爪を伸ばしたままにすると、どんどん丸まってしまい、巻き爪状態になるのです。気づかないうちに伸びていたなんてこともよくあるので、しっかり狼爪のお手入れをしていきましょう。

後肢の指の数は前足より少ない?犬種によってちがうことも

サッシーサッシー

犬の後ろ足には、足にある狼爪がなく、多くの犬種の場合、後ろ足の指が4本になります。もともとあった後ろ足の狼爪ですが、必要ないため退化され、生まれたときからすでにない状態です。すべての犬種そうではなく、大型犬のなかには狼爪がまだ、後ろ足についている状態の犬種もいます。なぜ大型犬なのか…?

大型犬は、身体が大きく、足も早く、身体能力が優れていることから

猟犬、軍犬、牧羊犬などの作業犬として、人間のパートナーとして活躍してきました。

作業犬としてこれからも活躍するためにも、後ろ足の指は5本のままがよいと退化しないまま残されていったのです。

逆に狼爪がもっと必要であると進化した犬は、狼爪が2本ついていることもあります。

その場合、産まれた子供にも狼爪が2本になる可能性が高くなります。

犬の指の数(狼爪があるかないか)は遺伝すると考えて良いでしょう。

普段見逃しがちな足元!指の病気に注意しましょう

狼爪があるかないかで、命に関わる病気はまずありませんが、指の病気になる可能性はあるので注意しましょう。

・指間病

症状…指のあいだに炎症が起きてしまい、赤くなったり、腫れてきてしまいます。かゆみや、痛みを伴う場合も。

原因…ヤケドや傷などの外傷によるもの、爪の炎症、汚れがたまっていることが主な原因になります。

治療法…しっかり治すにはかなり時間がかかります。指はよく使う場所でもあり、犬も舐めてしまうため治りにくいです。

・皮膚炎

指先は、毛も薄く皮膚にダメージが及びます。

皮膚炎を起こして、さきほどの指間病になってしまうおそれもあるので、しっかりお手入れをしましょう。

まとめ

・前足の指の数…5本ありますが、第1指は退化してしまい地面につかない場所にあり、狼爪と呼ばれている

・後ろ足の指の数…基本は4本ですが、犬種によって退化されていない狼爪が1本〜2本ある子もいます

・指の病気に注意…とくに指の外傷、炎症に注意が必要です。アスファルトなどの固い地面にいつも足をついているので、毎日のお手入れと観察が大切になります。