「可愛い愛犬でも、大切な物を噛むのはやめてほしい!」「撫でようとすると噛み付こうとする…」というような、犬の噛み癖に悩む飼い主さんは多いと思います。
我が家の愛犬は、仔犬の頃からほとんど噛み癖のない子でしたが、それにはある理由があります。
今回は、仔犬のうちからでも、成犬になってからでも実践できる、犬の噛み癖を治す方法を状況別にご紹介します!
1.大切にしている衣類など「物」を噛む場合
わんちゃんには、噛んでも良い物と噛んではいけない物の区別がつきません。
例えば、「飼い主さんが大切にしている洋服」と「わんちゃん用のぬいぐるみ」、どちらが噛んではいけない物か、という判断はできないということです。
「洋服は噛んではいけないよ」と言い聞かせても、理解できるわんちゃんはほとんどいないでしょう。
そんな時どうするか。答えは簡単です。
噛まれたくないものを、愛犬の届かないところに片付けてしまえば良いのです。
我が家では、誤飲や誤食防止のためにも、噛まれたくない物や噛んではいけない物を、片付けておきました。
そのため、「愛犬に大切な物を噛まれてしまった…」とガッカリした経験がないのです。
わんちゃんにも「できる限界」があるため、飼い主さんの手助けで解決できることは、どんどん協力してあげてくださいね!
2.恐怖や興奮から「人」を噛む場合
過去に人に叩かれたことのあるわんちゃんは、人に触られることを怖がり、反射的にその手を噛んでしまうことがあります。
手を「怖いもの、嫌なもの」と認識してしまっているためです。
おやつを手のひらに乗せて与えるなど、「手」の印象を良いものに変えていくことが必要です。
だんだん慣れてきたら、撫でることに慣れさせていきましょう。
「遊びがエスカレートして、興奮した愛犬に噛まれてしまった」
そんな場合は、遊ぶのをやめ、徹底的に無視し、「噛んだら遊んでもらえなくなる」ということを、愛犬に学習させましょう。
3.しつけの基本は信頼関係
愛犬が人を噛むことがない理由のひとつに、人を怖い存在だと感じていないことが挙げられます。
私は愛犬が仔犬の頃から、優しい言葉で話しかけ、たくさんスキンシップをとってきました。
その結果、人間が大好きな子に育ちましたし、私に全幅の信頼を置いてくれるようになりました。
愛犬のしつけで悩んだことがあまりないのは、愛犬と私との間に信頼関係があったからに他なりません。
犬の噛み癖のまとめ
- 衣類など、大切にしている物を噛む場合は、 噛まれたくない物を愛犬の届かないところへ片付けましょう。
わんちゃんにも「できる限界」があることを理解し、飼い主さんのアイディアや協力で解決できることはどんどん実践しましょう。
- 過去に人に叩かれるなど、人や手を怖いものだと認識し、恐怖や防衛のために噛んでしまう場合には、おやつを手のひらに乗せて与えるなどし、手を「良いもの」だと学習させましょう。
遊びの延長などで興奮して噛む場合には、徹底的に無視をし、噛んだら遊んでもらえなくなることを学習させましょう。
愛犬との信頼関係を築くと、しつけ全般が上手くいくようになります。
ご紹介した方法を試してもどうしても噛み癖が治らない場合や、噛む力が強く危険な場合は、プロのトレーナーさんに相談することをおすすめします!