こんばんわ、サッシーです。今日は犬の能力についてお話したいと思います。すでにみなさんもご存じだと思いますが、犬の能力のなかで、優れているものが、嗅覚や聴力になります。では、視覚機能についてはどうでしょうか…。
みなさん、犬の視力について考えたことありますか?おうちで飼っているワンちゃんを見ていると、普通に生活をしているし、特に問題ないように思えますよね。実は、犬の視力って、あんまり良くないと言われているのです。
それでも、ボールを見事にキャッチすることができたり、夜間、暗い中でもしっかり歩けていますよね。
視力はよくないのに、なぜでこのような事が可能なのでしょうか?
犬の視力ってどのくらい?どこまで見えるのか
冒頭でも説明したとおり、犬の視力はあまりよくありません。
数字に現すと、約0.3程度になります。人間の視力が、約1.0程度が平均と言われておりますので、犬は人間よりも視力が悪いのです。
0.3となると、かなり見えにくく、ぼんやり程度しか見えません。
実際、どのくらいの距離まで認識することができるのでしょうか?
犬が目を使って、しっかり人や物を認識できる距離は、2~3メートルになります。10メートルを超えてしまうと、飼い主さんの顔もほとんど見えないのです。
遠くにいる犬を呼ぶときは、必ず声を出して、名前を呼びますよね。
視力が悪いですが、優れた聴力を使って、飼い主さんの声の元に帰ってくるのです。
視力が悪くても飼い主さんの声を聞くことで、認識することが可能になります。
そうだよ! 遠くにいてもパパの声はすぐわかるよ
ほんと、わかるわかる!
犬の視力は悪いのにスポーツ万能なのはなぜ?
視力が人間よりも悪いのに、犬はボールやフリスビーを見事にキャッチすることができますよね。うちのハクくんもボールキャッチは得意ですよ。ネエーハク!
うん、ボール遊びは大好きだし、キャッチも得意
これは、動体視力が優れているのと、犬の視野が広いからなのです。
動体視力は動くものをいち早く認識する能力です。動いているものがぼんやりしていても、素早く認識し、とらえることができます。
また、視野が人間よりも広く、自分よりも後ろにある物も、見る事ができるのです。
犬の優れた身体能力と、この視覚機能があれば、視力が悪くてもスポーツ万能なのも納得します。
また、暗闇なかだと人間よりも数倍の視力を発揮します。
暗闇のなかでも物を見る事ができるので、電気をつけなくてもある程度は見えているのです。どおりで、夜中真っ暗のなかトイレに歩いていけるわけですね。
犬の視力で色は認識できるのか?
犬の視覚機能で、人間のようにしっかり色も判別できているか気になりますよね。
残念ながら、犬の視覚機能ではぼんやりした灰色や、黄色っぽく写ってしまうようです。
毎日の生活のなかで、色がないのは、ちょっと残念に思えますよね。
よく使われている色、赤、緑、黄色は犬にとっては、同じような色に見えてしまいます。赤に関しては、まったく認識できないと言われています。
犬の視界は、モノクロと言われていますが、実際は白と黒だけの世界ではないようです。
なにかおもちゃを選ぶときは、赤色を避けると良いかもしれません。
まとめ
・犬の視力は人間よりも悪いが、視野が広く動体視力が優れている。
・暗闇のなかでは、人間よりも視力がよくなり、真っ暗でも物を見ことが可能である。
・色の判別はしっかりできないようですが、まったく分からないわけではない。(特定された色が、おなじような色で見える)
犬は視力が悪いのに、盲導犬や警察犬などで大活躍しています。それは、聴力や嗅覚など他の能力が抜群に優れているから、評価されているのです。