今では、公共施設の1つに数えられるほど、全国に普及してきたドッグラン。ここは、愛犬をリードから放し、のびのびと走り回ってもらえるスペースです。ワンちゃんの健康維持と、ストレス解消にも役立ちます。
ワンコは走るのが大好きです
犬の祖先は、オオカミという説が有力です。もともとは野生で、野山を駆け回って生活していました。赤ちゃんのころから人と暮らしていても、屋外を自由に力いっぱい走っている時、ワンちゃんはとてもうれしそうです。『走る』ということが、本能的に体にインプットされているのでしょう。
ドッグランは、そんなワンちゃんに、思いっきり走ってもらえる場所です。ぜひとも活用してみましょう。
公共施設はルールを守って
ドッグランは、うちのコだけでなく、他のワンちゃんや飼い主さんも利用する場所です。
- 愛犬から目を離さない
- おもちゃやおやつは、持ち込まない
- 発情中の女のコは、利用を控える
他のワンちゃんや飼い主さんと、トラブルになってしまっては、せっかくの楽しいドッグランが台無しです。自由なスペースとはいえ、いつでも呼び戻せるよう心がけておきましょう。おもちゃやおやつは、取り合いになりがちです。発情中の女のコがいると、オス同士のケンカの元。トラブルになりそうな状況は、避けましょう。
使用上のルールは、場所によって違うことがあります。場所によっては、ワクチン接種証明書が必要なところもあります。出かける前に確認しておきましょう。
おうちでも作れちゃう!我が家のドッグラン
いいことがたくさんあるドッグランですが、中には
- 他のワンちゃんや、飼い主さん以外の人は怖い
- いじわるされてしまって、そこにはもう行きたくない
- 車に弱くて、ドッグランまで行くのがちょっと…
なんてワンちゃんもいます。飼い主さんも、忙しい時など、そうそうしょっちゅう、連れて行ってあげられないこともあるでしょう。
そんな時は、お庭を柵で囲って、我が家だけのドッグランを作ることができます。
例えば、“ドッグランセット”で検索してみると、
自宅の庭をドッグランにできるセットが、購入できます。
えーそんな広い庭なんてないよ!という飼い主さん。高いじゃん!と感じる飼い主さん。ホームセンターで売っているラティスを組み合わせたり、ペットゲートを組み合わせたり、もっと安上がりにしようと思ったら、100均でネットと結束バンドを買って自作、なんてこともできますよ。おうちでできるドッグランは、
- 手軽に、開放感を楽しんでもらえる
- おもちゃやおやつを使える
- 飼い主さんも、遠出をしなくていい
ということで、外の広いドッグランとは、また違った良さがあります。
ただし、いつでもおねだりすれば放してもらえる、と愛犬に思われてしまっては困ります。時間を決めるとか、食べていいおやつは制限するとか、我が家のルールをきちんと決めて、その中で活用しましょう。これはしつけの一環でもあります。スペースや地面は、愛犬の体格や体力に合わせて、整備してあげましょう。くれぐれも、脱走には気をつけてくださいね。
心身ともにリフレッシュ!
思いっきり走ることは、ワンちゃんの運動になるだけでなく、ストレスの解消にとても役立ちます。たっぷり走った後の、満足げな愛犬の表情はどうでしょうか。
今度の週末、お天気は?気持ちよく晴れたら、ワンちゃんといっしょに、近くのドッグランに出かけてみませんか?飼い主さんがお出かけの準備を始めるだけで、車に乗るだけで、それと察してすでにワクワクのワンちゃんもいます。青空の下で、思うぞんぶん走らせてあげましょう。
